リッチモンド、フォン・ヴィレブランド病を対象とした第1/2相臨床試験「Velora Pioneer」において第1コホートへの投与を完了
– Hemab TherapeuticsのHMB-002を初の皮下投与型予防治療薬として評価 –
リッチモンド・ファーマコロジーはこのたび、Hemab Therapeuticsが開発中のHMB-002を用いた第1/2相臨床試験「Velora Pioneer」において、
最初のコホート(被験者群)への投与を完了したことを発表しました。
本試験は、フォン・ヴィレブランド病(VWD)に対する初の皮下投与型予防治療薬となる可能性を有するHMB-002の安全性および有効性を評価するものです。
現在、リッチモンドでは次のコホートに参加いただけるVWD患者の方々の募集を積極的に行っています。
フォン・ヴィレブランド病は、最も一般的な遺伝性出血性疾患であり、頻繁で少量の出血が日常生活に支障をきたす場合もあれば、命に関わる重篤な出血を引き起こすこともあります。
現在の治療法は、症状が現れた際に対症的に対応するものが中心であり、根本的な病態に対する予防的アプローチは限られています。
HMB-002は、フォン・ヴィレブランド因子(VWF)および第VIII因子(Factor VIII)の血中濃度を増加させるよう設計された、ユニークなモノバレント抗体です。
この抗体により、長時間作用型の皮下投与による予防的治療が可能となることが期待されており、VWDの治療標準を根本的に変える可能性があります。
リッチモンドの主任治験医師であるウルリケ・ロルヒ医師は次のように述べています:
「フォン・ヴィレブランド病は、英国で12,000人以上が影響を受けている疾患です。本試験を通じて、将来の患者さんだけでなく、今まさにこの病と向き合っている方々にも希望をもたらすことができればと願っています。」
ご参加希望の方へ
VWDをお持ちの方で本試験への参加をご希望の場合は、Trials4Usをご覧ください。リッチモンド・ファーマコロジーの担当者より詳細をご案内いたします。
本治験に関する詳細情報はこちらからご覧いただけます。
また、HMB-002に関するHemab Therapeutics社の臨床開発プログラムの詳細は、同社の公式press releaseにてご確認いただけます。